カウンターは、確定カウンターと不確定カウンターに分けられる。それぞれに使われたカードが多数存在するが、まずはそれぞれの代表といえるカードを紹介しよう。

《対抗呪文/Counterspell》
全ての打ち消しの元となる呪文。打ち消す対象を選ばず、ほとんどの呪文をカウンターできる。黎明期のパーミッションには4積み確定であり、青2マナはそれだけでブラフになるほどである。高いカードパワーゆえ調整版も作られており、近年の基本セットには収録されない。唯一の弱点はその色拘束。2マナとはいえダブルシンボルは思いのほかキツく、加えてレガシーでは環境柄ピッチスペルが使いやすく、あまり活躍はしていない。それでも強力なことに変わりはなく、青が濃いコントロールならば採用する価値はある。

《マナ漏出/Mana Leak》
不確定カウンターの代表的存在。基本セット2011に再録されて多くのプレイヤーを驚かせ、現在スタンダードで活躍中のカウンターでもある。対抗呪文との違いは、相手は無色透明3マナ支払えば打ち消されないという点、2マナのシングルシンボルという点。3マナはかなり払い辛く、序盤は確定カウンターとして働く。また中盤以降は2枚重ねがけで打ち消したり、打ち消せずともマナを縛ったりできる。シングルシンボルという点は非常に重要であり、対抗呪文に比べて圧倒的に勝る点である。多色になりがちなクロック・パーミッションにおいて色拘束が薄いことは大事になってくる。しかし、不確定なために腐る時もあるというのも事実である。

この2枚を比べるだけでも、さまざまな違いがあって興味深い。明日はレガシープレイヤーとしては欠かせないピッチカウンターについて考察しようと思う。


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